最近の主流となっているインターネット回線は、「光回線」と「WiMAX」です。これから自宅にインターネットを準備したいと考えている方や乗り換えを検討している方は、どちらにするべきか迷っている場合も多いはず。
そこで、光回線とWiMAXの違いやメリット・デメリットを踏まえた上で、どちらがおすすめなのかを比較してみます。
光回線とWiMAXの違いを比較する
光回線とWiMAXはどのように違うのか、ポイントごとに違いを比較してみました。
| 光回線 | WiMAX | |
| 月額料金 | 3,500～5,000円 | 2,500～4,500円 |
| 通信速度 | 最大1～2Gbps | 最大440Mbps～1.2Gbps |
| 速度制限 | なし | 3日間で10GBまで |
| 利用場所 | 自宅の中 | 場所を問わず |
| 工事の有無 | 必要 | 不要 |
| 通信の安定性 | ○ | △ |
2種類の回線の違いをまとめてみると、次のような特徴があると言えます。
・光回線…通信速度が速くほとんど速度制限がないが工事が必要で自宅の中でしか使えない
・WiMAX…どこでも使えて工事不要な手軽さがあるが速度が遅く速度制限がある
2つのインターネット回線を比較してみると、それぞれメリットとデメリットが全く真逆であり、違いが大きいことがわかります。
光回線とWiMAXはどちらがおすすめ？
固定回線とモバイルルーターは利用するケースによってどちらがおすすめかが決まります。どのようなケースでどちらがおすすめなのか確認していきましょう。
ウェブ検索やメールの送受信がメインのケース
ウェブ検索やメールの送受信でしかインターネットを使わないなら、WiMAXの方がおすすめです。送受信するデータが小さいためそれほど速い通信速度は必要なく、速度制限が起きることもないと考えられるためです。
特にスマホやノートパソコンでインターネットを利用しているという方なら、持ち運びができるモバイルルーターに高い利便性を感じられるはずです。ウェブ検索やメールでの利用を中心にしている方ならモバイルルーターでの通信が適しています。
高画質動画の視聴・アップロードをしたいケース
高画質動画の視聴をしたりアップロードをしたりしたいというケースでは、光回線をおすすめします。WiMAXでは3日間で10GBを使用すると速度制限が起きてしまうため、大容量データの送受信には向いていません。
また、動画を取り扱うのであれば、通信速度が速い回線の方がスムーズにデータの送受信が行なえて快適です。高画質動画などの大容量データを取り扱いたいという方は光を選びましょう。
とにかく快適にインターネットを使いたいケース
インターネットに快適さを求めているケースであれば、光回線を利用しましょう。実質速度制限がなく安定性も高いことから、どのようなコンテンツを閲覧するにしてもより快適にインターネットが使えます。
光回線の最大のメリットは、ほぼ無制限にインターネットが使えることと、電波の伝達経路の違いによって回線の安定性が高いことです。もちろん、回線によっては安定性に乏しい場合もありますが、モバイルルーターでの通信と比較すると安定している傾向があります。快適さを重視するなら光回線を選びましょう。
光回線とWiMAXは利用シーンと用途によって選んで
光回線とWiMAXのどちらを選ぶべきか迷ったら、今回の記事を参考にしながら、利用シーンや用途によって選ぶことがポイントです。2つのインターネット回線はそれぞれ特徴が異なり、正反対のメリットとデメリットを持っています。ご自身がインターネットに求めるものと使い方をよく考えて、どちらの方が便利に使えるか考えてみてください。