「1つの建物で2つの回線を引きたい」「1人で複数の回線を契約したい」というケースもあると思いますが、光回線を2回線以上引くことはできるのでしょうか。
今回の記事では、回線を複数引くことについて、注意点やメリット・デメリットも含め幅広く解説していきます。
光回線は2回線以上引くことはできるのか
光回線を2回線以上引くことはできます。
2つの回線をそれぞれ別で契約すれば、2つの回線を同時に引くことは可能です。もちろん、違う回線事業者でそれぞれ契約することもできますし、同じ回線事業者で2つの契約をすることもできます。
2つの契約が必要とはなりますが、光回線を1つの家で複数契約することは可能です。
光回線を複数引くメリット・デメリット
それでは次に、光回線を2回線以上引くメリットとデメリットについて確認していきましょう。
光回線を2回線以上引くことのメリット
光回線を2回線以上引くことのメリットは次のとおりです。
・1つの回線への負担が軽減される
・通信速度・安定性が向上する可能性がある
・割引を受けられる場合がある
・2世帯住宅であれば費用の負担を明確化できる
複数の回線を引くと、1つの回線を利用する人数が減ることから回線にかかる負担が軽減され、結果的に通信速度や安定性が向上する可能性があります。違う回線事業者・プロバイダとそれぞれ契約する場合、どちらかの回線で障害が起きた際に、もう1つの回線を使えることも安定性向上の理由のひとつです。
さらに、2世帯住宅でそれぞれ固有の回線を引けば、インターネットにかかる費用の負担をはっきりと区別することもでき、複数回線の利用にはメリットが多いと言えます。
光回線を2回線以上引くことのデメリット
光回線を2回線以上引くことには、次のようなデメリットもあります。
・回線数分の料金が必要となる
・モデムやルーターの料金負担が増える
複数回線を引くことのデメリットは、料金の負担が増えることに尽きます。初期費用・月額料金・装置購入費用・撤去費用・解約違約金など、必要となる費用が回線数分に増えることがデメリットです。
光回線を2回線以上契約する方法と注意点
光回線を2回線以上契約するための方法と、複数契約の注意点についてご紹介します。
光回線を2回線以上契約するための方法
光回線を2回線以上契約するための方法は、通常通りの契約と変わりません。ただし、現在契約している回線と同じ事業者で契約する場合には、まずプロバイダに複数契約が可能であるか確認しましょう。
もし可能であれば、住所が同じか遠方かに関わらず、インターネットを利用できる環境であれば通常通りに契約することが可能です。
光回線を2回線以上契約するときの注意点
回線を複数契約する際には、次のような点に注意してください。
・新しく開通する場所で回線が引けることを確認する
・複数契約でも割引が受けられないこともある
・契約をまとめるなら契約者を同じにすること
複数回線の契約は可能ですが、離れた場所で新規開通させたいなら、対象の場所でインターネットが使えなければなりません。また、複数契約割引を受けたり支払いをまとめたりしたいなら契約者が同じでなければならず、西日本と東日本でフレッツ光の契約をする場合などは、管轄がわかれることから複数契約割引が受けられなくなることもあります。
光回線を2回線以上引くことにはメリットが多い
光回線を同じ建物内で2回線以上引くことには、さまざまなメリットがあります。回線への負担が軽減され通信の速度や安定性が向上することは、多くの方が感じられるメリットです。
ただし、必要な費用が増えたり、契約方法によっては複数契約割引が受けられなくなったりなどのデメリットも。回線を複数引きたいと考えている方は、今回の記事を参考にしながら最もお得で便利なインターネット活用法を考えてみてください。